FA装置とは?

FAとはFactory automationの略で、FA装置とは工場などにおける生産ラインや検査を自動化するシステムのことです。

FA装置を導入するメリット

FA装置を導入することによって、正確かつ高速な処理が行えるため、時間あたりの生産性の向上が見込めます。
また、省人化によるコスト削減にもつながるため、昨今では、大手企業のみならず中小企業における導入も盛んに行わせております。
さらに、製品の検査においては、人の目では発見できないような小さな傷や欠陥も検出できるため、不良品が市場に出回り大規模なリコールを未然に防げることもメリットの一つです。

FA装置の特徴や機能性や用途について

FA装置と一言で言っても、その種類は数多くあります。 例えば、コンビニのおにぎりに使われるご飯を炊く連続炊飯装置、加工されたワークを検査する検査装置、製造された製品を計量する計量装置など、多岐にわたります。
また、お客様のご要望・用途に合わせたオーダーメイドもしくはカスタムメイドの機能性を持っております。

当社が製造したFA装置事例

大型の装置に移送するための垂直搬送装置

下段にてバケットに商品を入れ、上段にてバケットは反転することで、商品を搬送します。
バケット自体は基本的にSUS製となりますが、フレームについては鉄製での製造が可能です。

また、昇降するため、安全カバーやエリアセンサーを用いたインターロックなど、お客様に合わせた仕様にて設計・製造させて頂きます。
バケット容量は、50ℓをメインに製造していますが、特注サイズでの対応も可能となります。

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熱処理装置からの搬送設備

様々な業種で使用される搬送設備ですが、本製品は半導体部品の焼き入れ工程の省力化に用いられる自動搬送装置になります。
熱処理装置をコア技術として持っておられるメーカー様からのご依頼で製作させていただきました。

主要な材質はSS、搬送速度は100㎜/s、搬送ワークサイズは幅700㎜、奥行き1,000㎜、高さ50㎜、工程間の搬送距離は26,000㎜となっております。

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FA装置を導入するには?

まずは、気軽にお問い合わせください。 専門の技術者同席の上、面談させていただきます。 この面談はもちろん、オンライン面談でも可能です。 お打ち合わせの結果を踏まえて、お見積もりさせていただきます。 お見積もりは、無料です。お見積もりの納期は、案件によって異なります。

お見積りにご納得いただけましたら、ご成約成立です。 設計図を基にして加工、組み立て、試運転を行います。 もちろん、お客様立会いのもと、試運転を行うことも可能です。 貴社の要望に合わせて、全国どこへでも納品の手配、現地据付させていただきます。 過去には、海外(中国、韓国、台湾、タイ)に現地据付の施工を行った実績もあります。

中小企業がFA装置を活かし、工場自動化を進めるには?

自動化が進まない日本の問題

人による作業が行われているラインを活用して自動化ラインを構築したい場合、
専用機の導入になりますと現状のラインの撤去や作業工程の変更が必要となってきます。

日本の多くの中小企業の場合、企業規模が大きくなるにつれて設備の導入を進めます。
このような工場の構築や自動化ラインでは、スペースの問題や上流ー下流のですので、
自動化できない箇所の作業はパート作業者やアルバイトに頼るしかありませんでした。

しかし、近年深刻化する少子高齢化による人口減少に伴い、パート作業者の雇用が困難となり、
この作業を社員がやらなくてはいけないという状況となり、固定費を圧迫し経営が成り立たなくなるということが危惧されております。

また、固定費の圧迫による収益の圧迫が省力化機器の導入を躊躇させる一つの要因であると考えます。

これから中小企業に導入される省力化機器の傾向は?

単純かつ同じ動作の作業を自動化することが得意な自動機は、TVでも多く取り上げられている産業用ロボットや協働ロボットとなります。

産業用ロボット(協働用ロボット)は1970年代ごろから、大手自動車会社が導入したことを皮切りに多くの大手企業が採用しはじめました。
当時の産業用ロボットは現在の価格に換算すると、ロボット単体で約1億円程度の価格でした。
しかし、昨今ではロボットの製造コストが下がり、また、技術の進歩により性能も飛躍的に向上しました。
金額も、ロボット単体でしたら安いもので100万円以下のものも販売されております。

また協働ロボットは、人の動きと似たような三次元の動きができるため、省スペース化が可能で、工場のスペースが限られている日本の企業に適した自動機といえるでしょう。

こういった理由から、これからの日本の中小企業には産業用ロボットが組み込まれた省力化機器が多く導入されると予想されます。

FA装置を導入する上で重要なこととは?

省力化・省人化したと言っても、導入によるコストにより何年も赤字になってしまうと意味がありません。 ですので、導入によるコストメリットをしっかりと理解し、導入いただけることが大切です。